葬儀にかかる平均費用はいくら?全国相場と内訳を徹底解説
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[掲載日]2025/10/03 18 -
[掲載日]2025/10/03 18 -

葬儀費用は「どのくらいかかるのか分からない」「高額になりそうで不安」という声が非常に多いテーマです。実際、葬儀は地域や形式によって費用が大きく異なるため、事前に目安を知っておくことが大切です。
この記事では、全国の葬儀費用の平均相場を紹介しつつ、内訳や形式別の違い、費用を抑えるための工夫について解説します。
全国の葬儀費用の平均相場
公益財団法人 日本消費者協会の調査によると、葬儀の全国平均費用は以下の通りです。
- 全体平均:約120万〜200万円
- 直葬(火葬式):20万〜50万円程度
- 家族葬:50万〜120万円程度
- 一般葬:100万〜200万円程度
特に都市部と地方で費用差が大きく、東京都心では200万円を超えるケースも少なくありません。
葬儀費用の主な内訳

葬儀費用は「葬儀社への支払い」だけではなく、複数の項目に分かれています。以下のように整理すると分かりやすいです。
1. 基本葬儀費用
- 会場使用料(斎場・葬儀場)
- 祭壇設営費
- 棺・骨壺代
- 霊柩車・マイクロバス代
→ 一般葬の場合、60万〜100万円が目安。
2. 料理・接待費用
- 通夜振る舞い(通夜後の食事)
- 精進落とし(告別式後の食事)
→ 参列者1人あたり3,000〜5,000円、全体で10万〜30万円程度。
3. 返礼品・会葬礼状
- 香典返し(2,000〜5,000円程度/人)
- 会葬礼状(1通100円前後)
→ 全体で10万〜30万円程度。
4. 宗教者へのお布施
- 僧侶へのお布施
- 戒名料
- お車代・御膳料
→ 宗派や地域によって差が大きく、20万〜50万円が目安。
葬儀形式別の費用比較
形式 | 平均費用 | 特徴 |
---|---|---|
一般葬 | 100〜200万円 | 参列者多数、規模が大きい |
家族葬 | 50〜120万円 | 小規模、費用を抑えやすい |
直葬(火葬式) | 20〜50万円 | 最もシンプル、儀式を省略 |
※同じ形式でも、地域・会場・参列者数によって金額差は大きくなります。
葬儀費用が高額になりやすい理由
- 短期間で決断が必要
故人が亡くなってから葬儀まで数日しかなく、比較検討の時間が少ない。 - パッケージ料金に含まれるオプション
プランに「不要なサービス」が含まれていても削れずに費用が膨らむ。 - 参列者数に比例して増える費用
料理・返礼品は人数分必要になるため、規模が大きいほど高額になる。
費用を抑えるための工夫

事前相談を利用する
生前に葬儀社へ相談する「事前相談」を行えば、複数社の見積りを比較でき、納得したプランを選べます。
直葬や家族葬を選択
形式を見直すことで費用を半分以下に抑えることが可能です。
公営斎場を利用
民間斎場よりも安価で利用できる場合が多く、数万円〜数十万円の節約になることもあります。
香典収入を考慮する
一般葬の場合は香典収入で費用の一部を賄える可能性があるため、「持ち出し額」で考えることが大切です。
まとめ|葬儀費用は平均120万〜200万円、直葬なら20万〜50万円
葬儀費用の全国平均は120万〜200万円ですが、形式によって大きく差があります。
- 直葬(火葬式):20〜50万円
- 家族葬:50〜120万円
- 一般葬:100〜200万円
大切なのは「故人の意思」と「遺族の負担」のバランスを取ることです。事前に家族で話し合い、見積もりを複数取り寄せて比較することで、納得のいく葬儀を行うことができます。